神戸讃歌を歌おう

ヴィッセル神戸ファンのひとりとして、少しでもヴィッセルの良さをみなさんにアピールする為のブログです。

【Jクラブの経営】海外市場開拓

こんにちは、おふと申します。

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 このブログは「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。

 

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好評だった「Jクラブの経営」というお題をさらにお話をしようと思います。

今回は「海外市場の開拓」のお話です。

 

「海外市場開拓」のきっかけは「DAZN」との契約

2017年よりネット配信の外資DAZN」とJリーグは契約を結びます。

10年間の約2,100億円の大型独占放映権の契約でした。

それにより、Jリーグは「国内市場」だけではなく、「海外市場」に目を向け始めていきます。

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DAZN」の大きな特徴は日本だけでサービスを展開していないと言う点です。

と現在(2019年4月時点)サービスを展開しています。

今後も20か国以上の展開を予定しています。

 

10年の長期契約を終結した「DAZN」としては海外でも「Jリーグ」をアピールしたい。

そこで、Jリーグの海外市場開拓がはじまりました。

 

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アジア市場を開拓する「北海道コンサドーレ札幌

diamond.jp

上記のコラムを参考にしておりますので、ぜひご覧ください。

Jリーグで「新進気鋭のクラブ」と言える「北海道コンサドーレ札幌」。

その「北海道コンサドーレ札幌」について、「ダイアモンドオンライン」で掲載されていました。

 

東南アジアを開拓していく選手補強

コンサドーレ札幌」はいち早く「海外市場開拓」に成功したクラブです。

現在はタイの至宝「チャナティップ」選手が在籍しています。

 

タイ代表チームのシンボルである「チャナティップ」選手を獲得したことで、東南アジアの観光客を北海道に呼び、地域を活性化させています。

タイの観光客が「札幌ドーム」に毎試合足を運んでくれることは北海道にとって、かなり大きな貢献です。

 

北海道の地域活性化させたことで地元新聞の運動面だけでなく、社会面や経済面に「コンサドーレ札幌」に取り上げてもらえるようになります。

そのことが地元企業のスポンサーとの契約につながっていく…。

さらに、東南アジア企業とのスポンサー契約もとれる。

今、大きな好循環の中に「コンサドーレ札幌」はいると言えます。

 

クラブ経営の「経済面」に寄与してくれなかった「韓国」「ブラジル」

 「DAZN」契約前のJリーグは「韓国」「ブラジル」の外国人選手ばかり在籍していました。今でも多いけど…。

国内市場だけを考えると「競技面」と「コスト面」重視で、この二か国の選手が優れているからです。

 

でも、「韓国」と「ブラジル」では「海外市場開拓」と言う「経済面」の恩恵はありません。

  

ブラジル人選手がJクラブに「経済面」で寄与できなくなった理由

 世界で一番サッカー選手の多い国がブラジルです。いい選手から普通の選手までいっぱいいます。

 

Jリーグ創設時はブラジル代表の選手が来日して、たくさんの観客をスタジアムに呼び寄せてくれました。でも、今ではブラジル代表選手はヨーロッパか中国に行き、Jリーグには観客を呼んでくれる「経済面」で寄与してくれる選手はなかなか獲得できません。

 

ブラジル人選手が「経済面」で寄与してくれなくなったのは、ジーコクラスをJリーグのクラブが獲得する事が難しくなったからです。(ジーコさんが来てくれたのが奇跡だけど…)

 

逆のパターンで、ブラジルで「Jリーグの放映権」が売れるのか?

これは難しいでしょう。だって、ブラジル人はブラジルのサッカーにしか興味がないくらい熱狂なサポーターがいるリーグだからです。

 従って、クラブワールドカップのようにブラジルのクラブが来日してくれない限り、ブラジル人の観客は引っ張って来れないでしょう。

 

韓国人選手が「経済面」で寄与できない理由

 韓国人選手に関しては「アジアチャンピオンズリーグACL)」で韓国のクラブとの試合で観客が入らない状況をみれば、「経済面」への恩恵がない事は明らかです。

 

韓国の最強クラブが来日して、Jリーグくらぶの最強クラブと対戦しても、日本ではスタジアムがガラガラで観客は入らないのです。つまりは、韓国人選手をいくら連れてきても、日本では観客を呼ぶことができないのです。

 

逆のパターンで、韓国で「Jリーグの放映権」を売れるのか?

これも厳しいです。だって、韓国で開催され、Jリーグクラブとの対戦した「ACL」。

日本よりもガラガラです。

 

需要は全くないと言ってもいいと思います。

従って、韓国の観客を日本に引っ張ってくる事はできないでしょう。

 

コンサドーレ札幌の成功」はその事に気付いたという事だと思います。

 

選手補強における「韓国」「ブラジル」というこれまでの「競技面」や「コスト面」を重視するのではなく、「東南アジア」と言う新しい市場を開拓する「経済面」にチャレンジしたから成功できたのだと思います。

今年は多くのJクラブが東南アジアの選手を獲得してきています。

うまく育成ができたなら、大きなムーブメントとして波及していくと思います。

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 Jリーグは「アジアのプレミアリーグ」を目指す

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DAZN」との契約はサッカーがグローバルなスポーツだとJリーグに思い出させてくれたトピックスだったと思います。 

 

Jリーグの「DAZN」との契約が成功だったかどうなのかは、「DAZN」が東南アジアに展開したときにキラーコンテンツになれたのかどうなのかで決まるのではないでしょうか?

7年後、「DAZN」との契約更新はあるのでしょうか?

 

Jリーグの挑戦は始まっていると思います。

 

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