こんにちは、おふと申します。
このブログは「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
試合のレビューは僕が感じた感想をそのまま書いていますので、酒を呑んだおっさんの戯言くらいで読んでもらえると嬉しいです。
入場者数18,091人、連敗の影響で観客数が落ち込む
連敗が続き、入場者数もその流れで低迷してきました。
前回2万人ときったのは広島戦でしたが、悪天候というエクスキューズがあったのですが今回は晴れ。
なによりもイニエスタ選手の怪我で出場できず…。
イニエスタ選手目当ての観客の足が遠のいた点も見過ごせないと思います。
観客数を盛り返すためにも今後のチームの奮起が期待されます。
2019/05/26 J1リーグ第11節 ○4-1 湘南ベルマーレ戦
【公式】ハイライト:ヴィッセル神戸vs湘南ベルマーレ 明治安田生命J1リーグ 第13節 2019/5/25 - YouTube
↑動画はこちら
↑試合のデータはこちらのサイトを参考にしています。
得点
対戦相手:湘南ベルマーレについて
「中田英寿」選手の古巣クラブ。
去年のルヴァンカップ優勝チームです。
「オリジナル10」以外なのにタイトルを結構獲っているイメージがあります。
現在の監督は「チョウキジェ」監督。
現役引退時のクラブがヴィッセル神戸。ヴィッセルがはじめてJリーグに昇格したときに在籍されていました。
僕としては、なんとなく親近感があります。
「湘南スタイル」と言うサッカースタイルを確立しており、「走り勝つサッカー」を実践しています。
試合中に頻繁にポジションチェンジやシステム変更を行うとともに、走りつづけて相手チームを混乱させます。
自チームの若手選手を抜擢して鍛え上げると共に、他チームの戦力外になった選手を獲得し再度活躍させるのに長けているのも特徴です。
神奈川県に属しているのに、「横浜×川崎」みたいに反目しているクラブとは対照的にそのようなライバルクラブがないのも珍しい。
単純にトータルで言ってしまえば、どのクラブからも好かれているクラブです。
試合の個人的な感想
やっと勝てましたね。
心から嬉しい勝利でした。
「3バック」を採用してきたのが、システム的にヴィッセルの大きな変化でした。
ただ、前半は3バック採用により高い位置に上げていたサイドの選手があまり機能せずに湘南にペースを握られていたように感じました。
逆に湘南は神戸の中盤からのカウンターをうまくとめ、ボールを奪っていたと思います。いつも通りの湘南サッカーができていたと感じました。
前半のオフサイドと判定された山崎選手(湘南)のゴールが大きなターニングポイントになったと思います。
リプレイを見てもぎりぎりの判定で、あれがオンゴールであったのであれば湘南にそのまま押し切られていた可能性が高かった。
スコアが示すほどの差は両チームにはなく、湘南にはさすがは去年のルヴァンカップ王者だと思いました。
「3-5-2」のシステム変更と選手の距離感
ヴィッセル神戸は後半にサンペール選手から安井選手に選手交代を行いました。
ここから、神戸の攻撃陣が爆発していきます。
なによりも、前半は「選手間の距離」が長くお互いのフォローが少なかったのですが安井選手が入ることで「追い越し」と「フォロー」を実践し距離感がよくなりました。
それにより、得点が次々と生まれていきました。
「3-5-2」に変更した利点も選手の距離感がよくなることで生まれてきます。
ウェリントン選手が競ったセカンドボールを拾えるようになったのと「3バック」からの縦に入った速いパスをカウンターにつなげる事ができるようになりました。
吉田監督の狙いがピッタリとはまったのではないでしょうか?
「3-5-2」でポドルスキー選手とイニエスタ選手をどう活かすのか?
吉田監督が行きついた「3-5-2」の形ですが、現在の状況だと最適だと思います。
なによりも「3バック」は今季初めてといっていいくらい、パスミスやトラップミスからのやからしをしませんでした。
裏返すと「バルサ化」をすすめたいクラブにとって、まだチームがそれを実践するには無理があったと示された事例だと思います。
センターバック3枚とサイド2枚、ボランチ2枚が決まってしまうと残りはFW3枚になります。
FWにはウェリントン選手を外すことができないくらい、今は「戦術ウェリントン」となっているので、サイドウィング2枚をビジャ選手・イニエスタ選手・ポドルスキー選手・三田選手で競らなくてはいけなくなりました。
これはなかなか難しい問題をかかえてしまったように感じます。
左サイドのビジャ選手・右サイドの三田選手を湘南戦の出来から外すことが難しいだろうし、ボランチのうち一枚に「ボールの扱いが上手く運動量の多い選手」を置かないと今回の前半のような出来になってチームが機能しないと思います。
サンペール問題の再燃
さらに、サンペール選手の起用法にも難しさを感じます。
パスセンスとボールの扱いは抜群なのに運動量と縦への推進力がない彼にとっては起用が難しい状況になりそうです。
吉田監督はどうやら、センターバックからの速い縦パスで攻撃の構築をしたいようですのでサンペール選手がなかなか活きないサッカーになりそうです。
なによりもサンペール選手は「バルサ化」というヴィッセル神戸が目指す方向性の切り札的な感じで獲得してきた選手です。
「バルセロナ」のサッカーである「ティキタカ」以外のサッカーではなかなか有用性が示しずらい側面があり、吉田監督の新しく描いた「ロングボールをウェリントン選手にあててセカンドボールを拾う」状況や「3バックからの速い縦パスからの展開」では活きるところが難しそうです。
あえて提案するとすれば、3バックの真ん中にサンペール選手を起用する事でバックラインでのボール回しの落ち着きと展開力の強化ができそうな気がします。
デメリットは、守備力の低下です。特に裏を狙われると厳しくなりそうです…。
「バルサ化」と「ベンゲル監督」
連敗を止めて、吉田監督のもと、一致団結を図りもう一度上位を伺いたいヴィッセル神戸ですが、状況はすこし混迷しています。
噂段階ですが「ベンゲル監督」の招聘という記事がでていました。
「ベンゲル監督」と言えば、イングランド名門「アーセナル」を長年率いた名将です。
ただ、「バルサ化」とは程遠いサッカーをする監督です。
ゆったりとボールをまわして、相手をはがしていくバルサの「ティキタカ」とは違い、ベンゲル監督がアーセナルで実践していたのは、速いボール回しとダイナミックな選手の動きで相手を崩していく「パスアンドムーブ」。
ベンゲル監督は個人的に好きな監督なので、その内容をブログにあげたいと思うのですが、ヴィッセルの目指しているサッカーとは違う気がします。
それとも吉田監督が導き出した「戦略ウェリントン」で行くのか?
6月も目が離せそうな「ヴィッセル神戸」です。
最後に吉丸選手の出場が非常に嬉しかったです。
U18からのアカデミー出身で大分や徳島への武者修行など、なかなか出場できなくて苦労してきた選手。
応援してきたいちファンとして、これからの活躍に一層期待していますのでがんばってください!
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