こんにちは、おふと申します。
このブログは「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
「ホームグロウン制」をご存知ですか?
Jリーグが今年から採用している制度「ホームグロウン制」
Jリーグは大きな改革を今年から始めています。
「外国人枠拡大」と「ホームグロウン制」の導入です。
2019年、Jリーグはより魅力的なリーグにするために外国人枠を増やしました。
外国人枠を増やし、リーグの多様性かつ競技力の向上を目指します。
有力な外国人選手と切磋琢磨することで、日本人選手の競技技術も上がり、リーグ全体のレベルが上がる事を期待しています。
しかし、外国人枠を増やすことは日本人選手の出場枠を減らすこととつながってしまいます。プロ選手である以上、ポジション争いに負けてしまうと出場機会が減るのは仕方ありません。
でも、これから成長を促さないといけない若手選手の出場機会が減ってしまうと、Jリーグの将来にとってよくありません。
そこでできた制度が「ホームグロウン制」です。
Jリーグのリリースによると
- 各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくこと。
つまり、各クラブが育成した選手をJリーグで起用することで各クラブのアカデミーが育成した選手に責任を持ちましょうとJリーグは各クラブに促しています。
具体的には
では、ホームグロウン選手とは
- 12歳から21歳の間、3シーズンまたは36か月以上、自クラブに登録していた選手
- 満12歳の誕生日を含むシーズンから、満21歳の誕生日を含むシーズンまでを対象とする
- 期間は連続しなくてもいい
- 21歳以下の期限付き移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウントする
- 選手は国籍、またはプロアマの別、または年齢で区別しない
- JFL・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とみなさない
J1リーグが規定しているホームグロウン選手の数は
- 2019年 2人以上
- 2020年 2人以上
- 2021年 3人以上
- 2022年 4人以上
年々増えていく予定になるのがわかります。
新加入が発表された「山川 哲史選手」の場合
山川選手の経歴を見てみると
まとめると
ホームグロウン制が導入された今後は、ヴィッセル神戸アカデミーに所属していた選手を中心のチーム編成が重要になってくる。
ヴィッセル神戸アカデミーの現状
実はトップチームよりもアカデミーの方が「バルサ化」をより推進していることをヴィッセルファンには知ってほしいのです。
ヴィッセル神戸のOBで元日本代表の「平野孝アカデミー部部長」を中心に推進している「バルサ化」計画。
去年、元FCバルセロナユース部門スポーツダイレクターを歴任された「アルベルト・ベナイジェス」氏を総監督に招聘しました。
イニエスタ選手など、FCバルセロナユースで育成に関わった実績を評価して、その見識をヴィッセル神戸のアカデミーに寄与してもらうための招聘でした。
早速、ヴィッセルU18がスペインに遠征したというニュースが流れていました。
【スポーツ】育成にもイニエスタ効果が着々“バルサ化”進めるJ1神戸の取り組み/オピニオンD/オピニオンD/デイリースポーツ online
今後が楽しみですね。
現在、トップチームに在籍しているアカデミー出身選手は
小川選手・藤谷選手・安井選手・中坂選手・小林選手
彼らのように5年後・10年後にヴィッセル神戸を牽引する選手がアカデミーに在籍しています。
ぜひ、チェックしてみてください。
【4/28追記】松本山雅へのペナルティー(ホームグロウン制度違反)
クラブ独自の考えがあるとは思いますが、松本山雅が「ホームグロウン制度違反」で来季A登録を-1になりました。
日刊スポーツにその理由が書いていますが、言い訳でしか思えませんでした。
「自分のユースで育てた若手を自分のクラブだと使う気がない」と言うのはどうなんでしょう?
それを育てて責任をもって起用していきましょうという制度なのに…。
ルヴァンカップで起用するとか考えてほしかったなぁって思います。
特に松本山雅には「地域密着」や「新しい地方の雄」として、個人的に期待しているクラブなので、今回のニュースは残念でした。