こんにちは、おふと申します。
このブログは「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
新国立競技場の「球技専用スタジアム化」はなし?
東京オリンピックのメインスタジアム「新国立競技場」がほとんど出来上がってきたようです。
スポーツ観戦が好きな僕にとっては、とても楽しみなスタジアムです。
ところが、新国立競技場の東京オリンピック後の運用が変更されてきたみたいです。
- 従来の方針 オリンピック終了後に「球技専用スタジアム」へ改装し運用(改装後の収容人数80,000人)→改装に費用がかかる
- 変更の方針 オリンピック終了後も「陸上競技場」として運用(収容人数68,000人)→改装しないので費用がかからない
収益化できない新国立競技場の「球技専用スタジアム化」
記事によると、球技専用スタジアム化しても収益化に目途がつかなかった為に見直しをするみたいです。
収容人数80,000人のスタジアム…。
東京23区内にあるなら、収益化も簡単にできそうな気がしますが…。
そして、巨大なスタジアムに浪漫も感じます。
それでも将来的に陸上競技場として運用しても球技専用スタジアムとして運用しても収益化できないのであれば、新国立球技場を球技専用化する費用も馬鹿にならないので陸上競技場として運用した方がいいですよね。
(新国立競技場が今の設計になった事には紆余曲折があったので、その事についてはこのブログでは触れない事にします)
なぜ新国立競技場を球技専用化して、Jリーグのホームスタジアムとして使用しても、収益化がないのでしょうか?
それは収容人数に問題がありそうです。
FC東京の現状
◎ホームスタジアム 味の素スタジアム(入場可能人数:48,999人)
ホームゲーム平均入場者数
- 2017年 26,490人
- 2018年 26,432人
- 2019年 30,395人(6/29現在)
FC東京ではJリーグのニーズは約30,000人くらいで、現在の50,000人のスタジアムでも満員状況になった事はない。
つまり、首都・東京においても50,000人弱のスタジアムを埋める事は難しく、東京23区内にスタジアムがあっても80,000人のスタジアムは現状のニーズにおいては必要なさそうです。
現在のJリーグ人気においては、「新国立競技場」が球技専用スタジアムになったとしても無用の長物と言うことみたいです。
東京オリンピック以降の新国立競技場の黒字化が実現できるのかな?
プロ野球・読売巨人ジャイアンツのホームグランドとして改装する以外に黒字化できそうにないように個人的には思えます。
【追記 2019年07月13日】新国立競技場の負の遺産化
「トラックを残す方針」というニュースが流れて以降、新国立競技場についてのいろいろなコラムが出ていましたが、全体的にネガティブな内容が多かったです。
その中でも下記のコラムが内容が詳しかったのでご紹介します。
東京オリンピックが終わった後の年間維持費が大きな問題になりそうですね。
Jリーグの平均入場者数から見る理想のスタジアム収容人数
Jリーグのニーズはどのくらいあるのかを歴代の平均入場者数で推察しましょう。
それをすることによって、Jリーグのクラブが今欲しいスタジアムの収容人数がわかると思います。
J1リーグ歴代平均入場者数
- 1993年 17,976人
- 1994年 19,598人
- 1995年 16,922人
- 1996年 13,353人
- 1997年 10,131人 (最低)
- 1998年 11,982人
- 1999年 11,658人
- 2000年 11,065人
- 2001年 16,548人
- 2002年 16,368人 (日韓ワールドカップ)
- 2003年 17,351人
- 2004年 18,965人
- 2005年 18,765人
- 2006年 18,292人
- 2007年 19,066人
- 2008年 19,202人 (最高)
- 2009年 18,985人
- 2010年 18,428人
- 2011年 15,797人
- 2012年 17,566人
- 2013年 17,226人
- 2014年 17,240人
- 2015年 17,803人
- 2016年 17,968人
- 2017年 18,883人
- 2018年 19,064人
ここでわかるのは、J1リーグとしては観客数が大幅に伸びている訳ではないことです。
サッカーの好きなJリーグファンは新規ファンを温かく迎え受ける必要があり、周りの人たちをスタジアムに誘ってみて欲しいところです。
Jリーグの平均観客数から推察すると、Jリーグに必要なスタジアムの収容人数は20,000人。
このクラスのスタジアムだと、毎週ガラガラにならずに理想的な雰囲気でゲームができそうです。
「カシマサッカースタジアム」の収容人数を減らそうと計画している事もこのあたりのデータを考えてのものなのだと思います。
国内の新しくできる球技専用スタジアムの収容人数
現在のところ、予定している新設・改築の球技専用サッカースタジアムの収容人数はどうなっているのかを調べてみました。
- パナソニックスタジアム(大阪府吹田市)<16年開業> 40,000人
- ミクニワールドスタジアム(福岡県北九州市)<17年開業> 15,000人
- サンガスタジアム バイ 京セラ(京都府亀岡市) 21,000人
- キンチョウスタジアム(大阪府大阪市) 25,000人
- 長崎スタジアム(長崎県長崎市) 23,000人
- 奥武山公園スタジアム(沖縄県那覇市) 20,000人
- 金沢市民サッカー場(石川県金沢市) 10,000人
- 山梨県総合球技場(山梨県甲府市) 20,000人
このほかにも計画段階のスタジアムがあるのですが、収容人数を明記されていなかったので今回は割愛しました。(主には広島市・秋田市・平塚市・山形市)
国内の新スタジアムの収容人数がだいたい30,000~20,000人くらいなのは、J1リーグの平均入場者数を意識していると思います。
適正な収容人数である新スタジアムが計画通り新設・改築されたら、さらに雰囲気のいいゲームが増えそうですね。
今回ご紹介した新設及び改築するスタジアムが出来上がるのがすごく楽しみです。
【12/17追記】新国立競技場は「サッカーが見やすい陸上競技場」?
新国立競技場がお披露目されました!
まだ、マスコミ向けの内覧会なのでスポニチの記者さんを信用すると…球技の見やすい陸上競技場のようです。
こけら落としが「天皇杯決勝」と決まっているので、サッカーファンによる元旦での評判が楽しみです。
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