こんにちは、おふと申します。
このブログは「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
今回はアジアのサッカー事情です。
アジアのサッカーリーグで1試合当たりの平均観客動員数の多い国ってどこだと思います?
スタジアムに行っている人が多いという事はそれだけサッカーという競技を「観る」という事で楽しんでいる=人気がある国というわけです。
そんな国のお話です。
ACLでの存在感を増す「中国サッカー」
2019年ACL東地区4強に2クラブが「中国」
ACLの変動が定着化してきています。
2013年の「広州恒大」の優勝から中国クラブ躍進が目立っていますが、それが「当たり前」になってきています。
東地区4強は「鹿島アントラーズ」「浦和レッズ」「広州恒大」「上海上港」。
ACL東地区での成績
中国クラブがどのくらい躍進しているのかをACL東地区ベスト4で見てみると
ACL東地区ベスト4(国別)
- 2014年 中国1・韓国2・オーストラリア1
- 2015年 中国1・日本2・韓国1
- 2016年 中国2・韓国2
- 2017年 中国2・日本2
- 2018年 中国1・日本1・韓国2
- 2019年 中国2・日本2
準決勝まで地区別になった2014年以降の成績を見てみると、中国のクラブは必ずベスト4まで進出しています。
逆に日本と韓国のクラブはベスト4に進めない年があるので、コンスタントに成績を残しているのが「中国」のクラブなのです。
中国クラブのお手本「広州恒大」
ACLを2度制した中国の「広州恒大」。
そのクラブのやり方は「爆買い」。
最近では「スペシャルワン」獲得を実現させようとしているニュースを目にします。
世界でも屈指の資金力
広州恒大の夢のある特徴はその資金力です。
中国を代表する不動産企業「恒大集団」と電子商取引企業「アリババ」が出資する莫大な資金で運営されており、「世界で最も裕福なサッカークラブ」と言われるくらいです。
その豊富な資金力を活かして、素晴らしい大物外国人プレイヤーや大物監督を獲得してきています。
そんな「広州恒大」を手本としたサッカークラブ運営をしているクラブが多く、今では「上海上港」「北京国安」「江蘇蘇寧」などビックネームが揃っているクラブが乱立しており、中国のプロリーグ「中国超級」は魅力的なリーグとなっています。
アジアの中で強いクラブが中国超級に乱立しているのは、中国が資金を使ってサッカーを盛り上げているからです。
中国代表チームはまだそれほど強くないかもしれませんが、この調子でいけばアジアの強豪になるのも夢ではないと思います。
さて、ここまで記事を書いていて「中国賛美」ばかりしていると思われるかもしれませんが…僕が言いたいのは「Jクラブはもっとお金を使ってよ」という事です。
多額の資金を投資している「中国超級」は過去五年間の平均観客動員数が世界6位(22,594人)を誇ります。
それだけ、中国人はサッカーを楽しんでいるのです。
今年の夏、中国に移籍する大物外国人プレイヤーも続々決まってきています。
今回も豪華なビックネームの移籍ですね。
Kリーグの惨状
アジアでサッカーの強い韓国「Kリーグ」は過去五年間の平均観客動員数が7,104人。
有名な外国人プレイヤーは皆無です。
あまり、外国人プレイヤーへの投資をせずに自国選手で「強いチーム」を作り上げています。言い方が悪いかもしれませんが、「身内の運動会」って感じかもしれません。
ちなみに、韓国のスーパースター「ソンフンミン選手」はKリーグでプレイしたこともありません。
ビックネームのいないリーグ戦はいつもスタジアムはガラガラ。
(観客動員数が確定している2018年までの数字を今回は参考にしています。2019年のKリーグは人気を取り戻しつつあるらしく、観客動員数が好調らしいです)
ACLでもお寒いスタジアム(蔚山-浦和 観客数3,140人)を観たら、ACLってなんて面白くない大会なんだと勘違いしそうになります。
もしかすると韓国ではつまらない大会なのかもしれません。
日本においてもACLの観客数はJリーグよりも低い時が多し、テレビ放映ので…日本でもつまらないと思われているかもしれませんが…。
Jリーグが目指すべきなのは「中国超級」と「Kリーグ」のどちらかは自明の理だと思います。
Jクラブはもっとサッカーに投資してもいいじゃないの?
クラブが「強い」「弱い」と言うのは重要です。
でも、「魅力あるプレイヤー」というのもあると思います。
これはさっきほど述べた「Kリーグの惨状」がいい例だと思います。
清水戦でのビジャ選手のダブルタッチシュート、素敵でしたよね!
あのようなプレーを日本で観たいのです。
ずいぶん昔になりますが、鹿島アントラーズに所属していたレオナルド選手のリフティングシュート・名古屋グランパスに所属していたストイコビッチ選手の雨の日リフティングドリブルなど、Jリーグでも魅せるプレーは多くあったはずです。
魅せる選手と言えば、
Jリーグで「有望な若手選手」のヨーロッパ移籍が本格化していますが、出してばかりでいいのでしょうか?
正直、FC東京が久保建英選手を出したのはロッペン選手を獲ってくるからだと思っていました。…結局はロッペン選手引退するようです。
Jリーグの魅力を考えるとこの夏、なんとかして大物外国人選手をJリーグに引っ張ってきてもらいたいものです。
「サッカーは好きだけど、ヨーロッパしか見ないわ」
「ヨーロッパ見てたら、Jなんて見れない」
と言っている人たちが
「サッカー好きだけど、中国超級しか見ないわ」
「中国超級見てたら、Jなんて見れない」
などと言いだす前に…
Jリーグの盛り上がりの為にも、ヴィッセル神戸以外のクラブに大物外国人プレイヤーを期待したいと思います!
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