こんにちは、おふと申します。
このブログは「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
「ヴィッセル神戸」とは?
最近では、有名外国人プレイヤーが所属し、Jリーグの話題の中心にあるクラブ。
口の悪い人からは「金満クラブ」と揶揄されているヴィッセル神戸。
でも、魅力な選手が所属している「金満」だけのクラブではないです。(金満クラブは褒め言葉だと理解しています)
みなさんに知ってもらえたら、さらに魅力に感じる「クラブの歴史」があります。
阪神大震災の年に生まれたクラブ
1995年、神戸でできたのがプロサッカークラブ「ヴィッセル神戸」です。
1995年は神戸にとって、特別な年です。
1月17日に大地震が発生しました。
その17日、ヴィッセル神戸の初練習日でした。
生まれたばかりのクラブは、大混乱に陥りました。
メインスポンサーだった「ダイエー」の撤退や地震で失った練習場…。
初年度にして、クラブの経営が難しくなりました。
さらに選手たちには神戸市民の大きな期待がプレッシャーになって圧し掛かりました。
【スポーツの持つ力・阪神大震災20年(3)】市民とともに傷つき立ち上がる ヴィッセル神戸相談役・安達貞至さん(1/2ページ) - 産経WEST
できたばかりの「ヴィッセル神戸」への期待
スチュワード・バクスター著「勝つための組織力」でこんなエピソードが記されてます。
震災後に開催されたチャリティマッチで36000人の観衆が集まった。そのスタジアムにバクスター監督が向かう途中で、数人の小学生たちが「一緒に写真を撮ってください」と声をかけてきた。その子供たちの中にひとり、彼らの母親らしき女性がいました。同じ年代の子供がこんなにたくさんいるのはおかしいと思い、監督が女性に「あなたのお子さんですか?」と聞いたところ、女性はその子供たちは震災の孤児だと答えたそうです。
監督はこの試合を持つ、より本質的な意味を目の前に突きつけられた気がしたそうです。
震災後、辛く苦しい生活を強いられた神戸市民にとって、ヴィッセル神戸の存在はひとつの夢なのだ。
当時のヴィッセル神戸にかかる期待とプレッシャーがよくわかるエピソードだと思いました。
4月30日、このチャリティーマッチ・ヴィッセル神戸のデビュー戦「リオ・デ・ジャネイロ選抜」。
僕も神戸ユニバー競技場に見に行きましたが、内藤潤選手が決めたゴールにゴール裏のサポーターたちが涙していたのを子供心に今でも覚えています。
1-1の引き分けで終わった試合でしたが、上記させたもらったバクスター監督や選手たちの気持ちのこもった素晴らしいデビュー戦でした!
現在、試合前にヴィッセル神戸のサポーターが歌い上げる「神戸讃歌」。
今のサポーターたちも当時のサポーターと同じ思いを「神戸讃歌」にのせて歌い上げているのだと思います。
ぜひ、Youtubeで「神戸讃歌」と検索して動画を見てみてください。
素晴らしいサポーターたちが「神戸讃歌」を歌っていますので!
三木谷会長の心意気
三木谷会長は神戸市出身で、これまでの「ヴィッセル神戸」の歴史を尊重してくれる会長だと思います。
みなさんにわかっていただきたいのは、三木谷会長が「ヴィッセル神戸の夢」を理解してくれて、ヴィッセルに投資しているのだという事です。
もちろん、僕の妄想かもしれません。
でも、それくらいの心意気がないなら、「イニエスタ」「ポドルスキー」「ビジャ」というワールドカップを制した三人の選手を神戸に呼んでくる膨大な投資はできないと思うのです。
この歴史を理解してこそ、「ヴィッセル神戸」の魅力がひきたつ
- 「神戸市民の夢」に応えようとする選手やフロント、クラブ
- 今もあの時の思いを引き継ぎ、「神戸讃歌」を歌い上げるサポーター
- 「神戸の夢」を理解し、多額の投資をするオーナー
「ヴィッセル神戸」は震災から立ち上がり、クラブを愛しているサポーターに囲まれ、魅力的なクラブになる為にオーナーが多額の出資をしているクラブです。
どうですか?
このクラブが持つ魅力が少しでも伝わったでしょうか?
少しでも魅力が伝わったのであれば、嬉しいです。
もし、テレビなどで「ヴィッセル神戸」をご覧になられる機会があれば、ぜひ応援してください!